13 世の中はなかなか自分の思うようにならないというけれど、見方によっては、①自分の思うようにならないほうがいいのかもしれない。 人間は神様ではないのだから、いつも一番正しい考えを持っているとは限らないわけで、ときには自己に執し、他人にとらわれる。そんなとらわれた考えを世の中に押しけてみたところで、それで通るはずがない。 しかし②世の中もなかなか寬大なところがあるから、ある程度までは受け入れてくれる。それでいい気になって調子に乗る。そのへんで止めておけばいいものをと思っているうちに、案の定ゆきづまる。ゆきづまってみて、世の中はなかなか自分の思うようにならないと嘆く。もともと自分の考えがとらわれているのだから、③嘆くほうがムリである。 もしも自分の思うようになっていたら、とりかえしのつかないことになっていたかもしれない。自分だけならいいけれど、他人にも大変な迷惑をかける。 世の中はいい先生である。寛大なところはあるが、最後には正邪をちゃんと弁えている。だから、馬鹿にしてはいけない。すじみちの通ったことはやはり通してくれるのである。 なぜ自分の思うようにならないか、もう一度よく考えてみたいものである。①「自分の思うようにならないほうがいい」とあるが、筆者がこのように考えている理由は何か。( )
选项:
A:自分の思い込みで物事を押し通そうとすると、結局他人に嫌われることになるから
B:物事がすべて自分の思い通りになったら、時には大変なことになってしまうから
C:人間は神様ではなく、自分の思うようになることはあまりないから
D:人々は他人の考えに固執するとき、よく間違った判断を下すから
发布时间:2024-04-03 00:15:27